ポピュリズムの逃亡


「ごくごく普通ですね」と評判の、我らが家族と酒を呑む。ひっそりとした場所に構えられた大衆居酒屋、いい感じのお店だ。市場経済を淡々と語る弟、相変わらずフジテレビに夢中な母、ささやかな日常を繰り広げる父、どうでもいいことを勝手に話し出す私、それぞれがお互いを慮りながら社会のあれこれを紐解いてゆくという謎の会合である。これまでイカれた方々を散々みてきたが、この人たちほどではないので大丈夫だろうと改めて感じた。正直これくらいの距離がちょうど良いなんて思いながら、チャリこいで帰った。


翌日。土まみれの大根とカブがベランダにまだ残ってて、煮たらとてもうまくできた。うれしい。打合せ行った帰り、環七走りながら色々な人の立場と気持ちを考える。結局わかんなかったんだけど、思いやりがあれば万事解決するねと思った。誰も間違ってないところがウケる。





川村美紀子


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